Thursday, June 30, 2011

最新水着素材はここまで進化した

砂付着防止水着素材「サンドプルーフ」は、ナノマトリックス加工を採用。単繊維1本1本の表面を機能材料で皮膜している。この加工によって、微細な砂や泥の毛細管現象による水着ビキニへの浸透を防止するとともに、通常の大きさの砂は、高い撥水性能によって海水とともにはじき落とし、砂付着を防止する。東レでは、このナノマトリックス加工の技術を花粉症対策のウエアにも応用している
2007年の水着新素材「サンドプルーフ」。その効果をここで実験していただきます。普通の水着生地は、はたくと、砂がベタベタくっついて広がってしまう。でも、サンドプルーフはこのように砂がポロポロっと落ちる。
「水着って座るだけで砂がくっつくし、なかなか取れない。砂をくっつけたまま砂浜を歩いてお茶しに行ったり、上からTシャツなんか着ると、Tシャツにもまた砂がくっついて、そういうベタベタするのを全部防げる。砂がつきにくくて、しかも取れやすいんです」
これ、結構要望が多かったのではないですか? ――「そうなんです。やっぱり砂が付くと白の水着が一番汚く見え女性 水着るので、以前は、三愛水着も『生地が砂をかんだときの取り方』という説明書を配ってましたね。伸ばしてはたく、みたいな。特に白い水着が出てきて目立ちますからね」(岡本さん)。なるほど。
店頭では“砂が付きにくいのは作れないの?”と、ずっと言われ続けていたそう。「この素材は、店頭の声から生まれた素材」(海老原さん)だそうです。
この素材の開発目的は「イージーケア性」。「水着は濡れると、持ち帰る時に重くなる。みなさん、うっとうしいなあと思っているんですね。そういう不快感を解消するために開発しました」と岡村課長は話す。「カルライト」は生地に含まれる水分の量が少ないので、水着着用感も全く違う。「普通、濡れた水着を着てるとペチャっとした感じですが、これはサラっとしてる。水の乾きがすごく早いので、夏だとほとんど乾いている状態」(同)とのこと。

こちらの東レキャンペーンモデルは、カルライト素材の水着を着用しています
さて、東レは店頭や水着アパレルメーカーとの連携に加レディース水着え、JTBとのタイアップで海外旅行客をターゲットにしたネット販売を2007年12月にスタートさせました。これは、東レ素材を使用した水着を、東レがアパレルメーカー各社から仕入れ、JTBのサイトで販売するというもの。その背景には、「夏の海水浴人口は減っているが、年間の水着着用シーンは増えている」という傾向があります。

ただ、冬の水着の販売枚数は増えてはいるが、夏に比べれば絶対数が少ないので、実際に百貨店が冬場も売り場を運営すビキニるのは効率がよくない。「水着の品数が少ないシーズンにも、消費者のために“新しい売り場”を広げていく、という考えです。ネットでの販売枚数は水着業界全体でも増えています」

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