Tuesday, August 16, 2011

FINA 世界水泳選手権の水着

昨日のイアン・ソープの記事を書いていてふと思い出したことがあります。イアン・ソープ言えば高速水着が開発される以前から、全身をつつむ独特の水着で水泳大会に出場していました。しかし今回のFINA上海2011ではどの選手もそんな水着を着用していませんでした。

イアン・ソープ1997年当時、アバクロ 新作 オーストラリアの史上最年少記録となる15歳で水泳男子代表になります。2000年のシドニー大会、2004年のアテネ大会とすばらしい活躍を見せて、彼がカンフル剤になったのか、オーストラリアは水泳競技ではメダル数がアメリカについで2位になりました。

その後、彼以外にも全身水着で出場するオーストラリアの選手が増えました。大抵はオーストラリア水泳連盟が用意した水着を着用していましたが、彼だけはスポンサーのアディダスが提供した特別の水着を着用していました。

彼の引退後、高速水着と呼ばれる『レーザーレーサー』が開発され、2008年北京大会では殆どの選手がこの水着を着用します。その後行われた世界大会では、各国で新しく開発された高速水着を着用する選手のお陰で、アバクロ 2012 世界記録が次から次へと連発されました。

世界水泳連盟(FINA)はこれに規制をかけるように動きだしました。FINAが主催する大会に出場する選手は、FINAの承認を受けた水着を着用することが義務づけられているようです。承認された水着にはマークと年度を表す文字が入っています。

FINAが公認する水着規定と言うのがあって、これは毎年変更になるようです。形状は男子選手の場合おへその下から膝まで、女子選手の場合肩から膝までだそうです。さらに素材や縫製などにも細かな注意点があるようです。

国内大会などでは、FINA承認以外の水着着用でも出場は可能なようですが、形状、素材などFINAの規定に準じることが義務づけられています。しかし承認されていない水着を着用した選手の記録は、公式記録としては公認されないそうです。

イアン・ソープは11月から競技会に出場するそうですが、水着 そのためには承認された水着を着用しなければなりません。彼のためにスポンサーのアディダスは規定内で一番発揮できる水着を開発してくれるのでしょうか。

なお水着の規定についてはこちらのサイトを参考にさせて頂きました。FINAの水着に関するスタンスがこちらで見られます。尚来年の水着規定については今年の終わりまでに発表になるようですが、これで高速水着を着用しない時代に戻れるようです。

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